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2023/1/31 (火)
内視鏡動画取り込み
この1週間で異物除去、試験的内視鏡検査等3カ所の動物病院に出張内視鏡に伺いました。
当院には2つ持ち運び可能な内視鏡の機器があり、スコープは5本、鉗子類も組織採取から、掴む物、バスケット鉗子、バルーン等多数あり大抵のことはできます。
内視鏡を使い始めて20年くらいになりますが、当初のオリンパス内視鏡は筒を覗きこむタイプで、これは本当に使いづらく覗きながら内視鏡を動かし、更に鉗子類を入れて操作するのは至難の業でした。
そこで何とかのぞき込まないで画像をモニターに出せないかということで
これをのぞくところにCマウントで接続してモニターすることで、使い勝手が格段に上がりました。
次にオリンパスの内視鏡は光源・画像処理が一体型になり、本体に画像出力端子が備わりましたので簡単にモニター出力が出来るようになりました。ただし出力はアナログ信号で赤黒黄色配線もしくはS端子というレベルです。この当時デジタル信号(HDMI)なんて言葉すらあったのかどうか。
私の場合内視鏡を持って知り合いの病院に行くので、本体機器、スコープ、更にモニターっていうのは嵩張るしなんとかモニターの代わりにノートパソコンに画像を出せないか試行錯誤が始まりました。
静止画を送るくらいなら簡単ですが、リアルモニターとしてMacに出すさらに遅延がないようにしないと画面を見ながら操作ができないです。
S端子―――キャプチャー機器―――Macbook(USB2.0 もしくはfirewire)--MacBookでの動画ソフト。
そこでキャプチャー機器としてCanopusのADVC110とblackmagic design for mac(firewire)
この手の物でMac用がほんと少ないです。
キャプチャー再生ソフトもQuickTimeやimovieやその他防犯カメラで使用するソフトなど色々試しましたがシンプルに遅延無く動くのがswiftcaptureという海外ソフトです。
キャプチャー機器2つともMacに動画の読み込みが可能なのですがADVC110の方がMacに入れてある動画ソフトがストレートに動くのでこちらを使用していました。
しばらくはこれで内視鏡画像のMacへの取り込みモニター化も問題なく、更に保存もデジタルで保存出来良かったのですが、今度はMacbookのFirewire端子が無くなってしまい困ってしまいました。
CanopusのADVC110のFirewireをUSBに変換使用と色々試しましたがダメでした。
そこで現在はblackmagic design for mac(firewire)のFirewire端子をUSB3.0 に変換して使えています。
もう一台の内視鏡は元々デジタル出力なのでblackmagic design for mac(firewire)またはHD60Sというキャプチャー機器でMacへ取り込み可能です。
YouTubeが流行ってからはゲーム機器から動画の配信のためキャプチャーすることが当たり前のように行われ数多くのサイトでそのやり方が説明されているので大変楽に接続可能となりました。動物専用の内視鏡がオリンパスから販売されて大分経ちますが、当時の物はアナログ出力なので上記の接続を行わないと動画取り込みができません。ところが、新製品が出るどころか、オリンパスが撤退し今現在動物用専用がない状態です。
内視鏡機器のスコープには写真撮影用のスイッチが付いていて、そこを押せば専用プリンターから出せますが、動画の記録も出来ないし写真で保存しても劣化する可能性もあるのでパソコンへ取り込みは非常に重要です。