肛門嚢の炎症
肛門の両脇には悪臭を放つ1対の分泌腺である肛門嚢が開口しており、内容物は排便時に同時に排出される。
この肛門嚢が何らかの原因で炎症を起こし肛門嚢炎になると導管が閉塞し、次第に化膿巣が肛門周囲に広がる。
原因
肛門嚢の導管が何らかの原因で閉塞したり脂腺分泌亢進により分泌物が嚢内に充満したところに細菌感染が生じて発症する。
左の写真は肛門腺切除のための専用器具を肛門腺の導管に挿入しているところです。
右の写真は肛門腺を取りだしたところです。
このように肛門嚢炎を繰り返すワンちゃんネコちゃんでは取り除く手術を行うことも1つの方法です。