内視鏡画像をPCへ
内視鏡画像をPCへ
現在の内視鏡はデジタル画像が当たり前ですが、20年前にはアナログでした。
そこでよく聞かれる内視鏡画像をリアルタイムでコンピューターに映し出すための機器を書いておきます。
私が使用した初期の内視鏡はアナログでしたので、手に持っている側の穴をのぞき込むように使用しなければなりませんでした。光源も小さくて暗いし、覗きながら内視鏡を動かすのは非常に操作がしづらかったです。
そこで画像をモニターに出して覗きこまなくても操作ができる方法はないかと検討したところ
このようなカプラーを接続し、さらにそこへCマウント接続のカメラを接続することで画像をモニター化することができました。
当時のCマウントのCCDカメラは選択肢も少なく値段も高価でした。
次にlaptopに画像を落とせないかと検討し、当時のmac notebookがfirewire端子を備えていたので
内視鏡→カプラー→CCDカメラ→コンバーター→ノートパソコンという、いかにも面倒な接続を経てノートパソコンに取り込むことができました。
その後内視鏡もデジタル化され、画質も向上、写真も専用のプリンターでデジタル画像を印刷出来るようになったのですが、モニターに出すための出力はアナログ信号のため、私のように他院に持ち運ぶにはかなり嵩張ることになります。そこでモニターと写真の部分をノートパソコンに担って貰えば動画も撮れるし荷物も減るし万々歳。
今回登場したのがカノープスADVC110という画像変換コンバーターです。
内視鏡からのアナログ動画をS端子接続でこれに接続し、ADVC110からfirewireでMacBookに接続、さらにアプリは色々試してみましたが、BTV Carbon という海外のソフトが操作性画質ともに使いやすかったです。
Macにfirewire端子がなくなってからは
blackmagicdesignのこちらの製品からUSB-cへの接続でMacBookにモニター化させています。