内視鏡機器
内視鏡機器
上の写真は飲み込んでしまった靴下を催吐処置(内視鏡を使わず)にて吐かせました。この場合も必ず内視鏡の準備をしてから処置を行っています。動物の食道は水平なので場合によっては吐かせようとした物が食道で止まってしまう可能性もあります。もしかしたら傷つけてしまう物かもしれません。このようにただ吐かせれば結果オーライではなく、もしものリスク管理も必要です。
異物により硬いも柔らかいもの、大きい物小さい物、尖っている尖っていない等々踏まえて吐かせるのか、内視鏡なのか、はたまた回復手術になるのかは状況に応じて判断するようにしています。
ハルどうぶつ病院で主に使用する内視鏡機器です。
電子内視鏡細いものから3本使っています。
左はバスケット鉗子、右も組織を採るためや異物をつかむための鉗子類です。
ループ状になっており、これも異物を取るのに使用します。
これは『バルーンカテーテル』といって食道狭窄など、狭窄部位を広げるのに用います。
使い捨てでも数万円もするのには驚きです。
その他、胃瘻チューブ用の器具も所有しています。
ハルどうぶつ病院で使用している内視鏡機器はとてもコンパクトです。
内視鏡機器を持ち合わせていらっしゃらない動物病院の先生に依頼されて、持参して手術を行うこともあります。
各地の動物病院の先生方でもお伺いいたしますのでお気軽にご連絡ください。