眼の縁にできものが①(マイボーム腺腫)
マイボーム腺腫(目の縁の良性腫瘍)の治療としては、目の縁をメスで切開(目の縁が短くなってしまい眼が小さくなる可能性があります)、凍結(液体窒素を用いるのですが体幹のイボ程度なら問題ないですが目の縁では微妙な操作に問題があります)等ありますが、現状レーザーによる切除が一番的確で綺麗に回復できると思います。
術前
術後(レーザー焼灼後)3週間後
この症例は鼻涙管(眼から鼻へ抜けている管)の近くでしたが、メスによるV字切除と違いレーザーを使用することにより無事影響無くできました。
写真は眼のふち(眼瞼)に腫瘍(マイボーム腺腫)ができたものです。細かくて見にくですが、腫瘍のふちから毛が角膜の方に向かって生えており、その毛が角膜を傷つけ、角膜潰瘍(白濁部分)を起こしてしまいました。
術後の写真です。
レーザーにより腫瘍は綺麗に取り除かれ、それにより角膜を傷つけていた毛も無くなったので、角膜も綺麗になっています。
レーザーが使用できなかった頃のこのような症例では、目の縁を大きく切り取って縫い合わせる手術を行っていたため、眼の大きさが変わったりする事がありましたが、レーザー手術によりそのようなことも無くなり、術後の回復も早くなりました。
症例2
この子も眼の縁にマイボーム腺腫ができ、レーザーにて切除を行いました。