大腿骨の骨頭切除
大腿骨骨頭切除
正確には骨頭骨頸切除となります。
手術の目的は
①股関節の救済手術
②疼痛の原因となる骨の接触をなくす
③議関節をつくる
適応は内科処置で改善が望めない場合で、特に多いのが若齢小型犬のペルテス病、骨頭の虚血性壊死となります。その他に股関節脱臼や骨頭寛骨臼の整復不可能な骨折、股関節形成不全など。
股関節脱臼
年齢による制限はなく、若齢でも老齢でも可能ですが、若い方が回復は早い。体重による制限もありませんが17kg以下の方がより回復が良いです。
手術成績
具体的客観的に評価はなされていませんが、獣医師および飼い主からみた主観的評価は90%以上。機能的には70%の回復とされているが、手術前の跛行がなくなって生活の質の改善が認められる。
それでも症状が出てからの経過が長く筋肉が薄くなりすぎたりすると回復に時間がかかります。