院長ブログ/2019-05
2019/5/21 (火)
骨折
1.6kgのトイプードル前肢の骨折です。
知り合いの病院にて手術。この数年の前肢の骨折はトイプードルの割合が非常に多いです。
今回もロッキングプレートのLCPを使用しましたが、その他のロッキングプレートであるタイタンやpaxのどれを使うか患者毎に考えます。一概に体重だけで判断はしません。
2019/5/18 (土)
角膜潰瘍
知り合いの病院にて数ヶ月手こずっているチワワの角膜潰瘍です。
今回第3眼瞼を使った2枚おろし(俗称)にて手術を行いました。
3週間後の写真です。
角膜表面は滑らかになりました。
角膜潰瘍の手術法にも種々ありますが、基本的には角膜自体に針糸を通す事をなるべく避ける治療方法を選択しています。
角膜や結膜を剥がして、潰瘍部角膜に縫い付けたりする方法はかなり大がかりになりますし、角膜自体の治癒能力が低いと治癒が難しい場合もあります。
2019/5/10 (金)
内視鏡症例
先日知り合いの病院からの依頼で内視鏡を行いました。
コンセントカバーらしいです。他院で催吐処置を行うも出てこず、知り合いの病院に来られたようです。
この大きさでは出ないですね。
実働15分ほどで終了。
2019/5/7 (火)
PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)
椎間板ヘルニアでネット検索すると、いまだに人医治療でPLDDが引っかかってきます。日帰り、低侵襲等々魅力的な言葉が並んでします。
簡単に説明すると脱出した椎間板の部位に外から細い針を挿入して、その中にレーザーファイバーを突っ込み椎間板物質を蒸散させてしまうという術式。
理論的には膨隆している椎間板の中心を蒸散させて空洞化するので膨隆が引っ込むので何となく良さげに感じますが、色々問題が起こっています。
まずヒトで健康保険適応外です。ということは治療成績等に疑問があるということです。この治療で有名な大阪の方の病院(現在閉院)は相当数数をこなしていたようですが、現在訴訟もかなり抱えているようです。
動物(犬)では、昔雑誌で掲載されているのを読んだことがありますが、実用的ではないです。というのも犬の椎間板ヘルニアはヒトのように膨隆しているのではなく、突出してしまうのです。山のように盛り上がっているのがヒト、犬はさらに火山のように爆発してしまっている?イメージ。なのでこの術式は使えません。
本文を書いてください。
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