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2019/7/30 (火)

胃内異物

画像の説明
上の写真は胃内異物です。
何やらプラスチック状に硬くなっていますが、元々はそれほど硬くなっていなかった物が胃酸で硬くなってしまい。形状が丸くないので胃から上にも下にも出なくなって数ヶ月が経過していました。

この子は時々(月に1回2回程度)嘔吐がある子でした。
炎症性腸炎などの疾患の精査のために内視鏡処置を行いました。
結果嘔吐の原因は写真の異物でした。

よく皆さんが思われる事で、胃の中に入った(異物)んだから、催吐処置(吐かせれば)をすれば出るんじゃないの?
胃は袋状の構造物で胃酸等の分泌で入ってきた食べ物を消化しつつ筋肉の塊である胃自体が収縮を繰り返し食べ物を粉砕して腸での吸収を助ける役割があります。そのため胃の入り口(噴門)と出口(幽門)が緩いと消化&粉砕が上手く出来なくなってしまうので中身が出にくくなっています。
特に胃の入り口(噴門)が緩いと胃酸が食道に逆流してしまい食道に炎症を起こしてしまいます。
ヒトでもよく逆流性食道炎という病名を聞くと思います。
今回もレントゲンでは全くうつりません。エコーで条件が整えば見えるかも知れません。
内視鏡で直接確認するのが1番ですが、ヒトと違って全身麻酔が必要なためハードルが高いのも事実です。内視鏡検査を提案することはできますが最終的には飼い主さんの決断になります。
先日も亡くなった鹿の胃に数キロのビニールが入っていたって報道がありましたが、実際飼育されているワンちゃんでも胃内に異物を抱えて生活している子は割といるのではないかと考えています。
出来ることなら手術しないで異物を取りたいので、
画像の説明
上の写真の物は異物を掴む鉗子の一部で他にバスケット状の物などあらゆる異物に対応出来るように準備してます。そうはいっても中々全部揃えるのは大変なので、しょっちゅう私の知り合いの病院に出張でも行ってます。



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2019/7/27 (土)

声帯切除

先日知り合いの病院から依頼され声帯の切除を行いました。
声帯切除とは吠えないようにする手術、とは言っても吠えてもかすれ声、ハスキーボイスになるというものです。
爪取り同様この手術も本来は必要の無い手術だと思っています。
ただ、依頼してきた先生に伺った話では、飼い主さんはヨーキー4頭を飼われている方で4頭全てが吠え出すと近所中に響き渡る音量で、ご近所からのクレームどころか胸ぐら掴まれて脅かされる事態にまで発展し精神的にも追い込まれてしまったようです。
実際の手術方法としては、①首からメスを入れていき気管を切開して声帯ヒダを切除する方法と②口からアプローチして声帯ヒダを切除する方法の2通りがあります。
風の噂で北関東の方にある動物病院では一気に10頭とかまとめて声帯切除を行う先生がいらっしゃるらしいです。その場合②の方法で行うのでしょう。
今回私も②の方法、口からアプローチして声帯ヒダを切除を行いました。
①に比べて②の方法のメリットデメリットとして
口からの方法は
手術時間が極端に短い(5分以内)、ということは麻酔のリスクも低い。
手術費用も安くなる
気管を切開しないので空気漏れ等のリスクがない
デメリットは声が出るようになることがある。

今回も4頭ですし、そちらの病院に伺ってちゃちゃっと慎重に②の方法で無事終了しました。



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2019/7/10 (水)

椎間板ヘルニア

今年は年始頃に1週間に3症例なんてのがありましたが、暖かいこの時期はたまに散見されます。
先日も知り合いの病院にて椎間板ヘルニア胸椎から腰椎への部分で発生していた子の手術を行いました。
知り合いの病院でのパターンは症例が来院するとMRIを撮りに行ってもらい、その日または次の日には手術という段取りです。
かかりつけの病院で状況も把握しているし、オペ後の移動もないし、術後の観察も慣れているし、手術をする方としては楽ですね。



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2019/7/3 (水)

膝蓋骨脱臼

先日柴犬の膝蓋骨脱臼の手術をお手伝いしてきました。
最近めっきり減ったように感じます。以前から書いているように多少脱臼することがあっても日常生活に支障が無ければ敢えて関節にメスを入れるのはどうかと。
人と違って寿命も短く、4本足であり以外と内科療法で生涯全うできる子が多いです。
ただし、膝蓋骨が外れっぱなしだったり、跛行が続くようなら手術が必要だと考えます。



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